朝日人表紙


アイスリー株式会社が発行している 「ふるさとの心を伝える」シリーズの「朝日人」と「温海人」が、「庄内い~ものや」の書籍部門に新たに加わりました。

「ふるさとの心を伝える」シリーズは、新鶴岡市に合併した後にも、旧町村それぞれの地域で脈々と受け継がれている文化や暮らし、人々にスポットをあてた企画です。今回は「ふるさとの心を伝える 第一号 朝日人」から、旧朝日村の自然や人々の写真を撮り続けてきた黒井さんへのインタビュー記事を紹介します。

…「森敦が表現した世界観に重なるのですが、人はどこに生まれ育とうとも、他と比べてどうこうということではないと思うんです。都会の暮らしが幸せで、山村の暮らしが苦しいかというと、必ずしもそうではない。便利なこと、楽なことを追い求める社会の流れがずっとあるけれど、皆が皆、それを目指さなくてもいいと思うんです。そして、ここで生きるからこそ、育まれる精神性もありますよの。自然の厳しさが教えてくれる、忍耐力や包容力、ハングリー精神など、これらは、経験した人だけが身につけられる恩恵、恵みです。単なる金銭的な豊かさではない『多面的な豊かさ』が朝日にはあるように思います。」…(本書P14~17「カメラを片手に地域を見つめてきた朝日人 黒井卓也さん」より抜粋)

 取材と編集におよそ一年、じっくりと腰を落ち着けてつくられるこの小冊子には、それぞれの地域に根ざして生きている人々への深い尊敬と愛情がぎっしりと詰まっています。

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黒井さん01


黒井さん02